PythonでTENORI-ONを動かすblog(仮)

PythonでMIDIを作ってYAMAHAのTENORI-ONをごにょごにょするよ。

AWS IoT Edukitの環境構築に苦労した話

最後にブログを更新したの半年前ですか、そうですか。すっかり新緑の季節ですね。

さて昨年12月に発売された「M5Stack Core2 for AWS - ESP32 IoT開発キット」。
初回75台が瞬殺された後は情報を追っていなかったのですが、職場のインフラエンジニアが持ってると知って慌てて買いました。

www.switch-science.com

製品名的にIoTデバイス初心者向けのライトなものだと思っていたのですが、環境構築に苦しみました。

 

自力解決ができず、IoTラボさんの2021/3/14ワークショップにて相談させていただいた感想。

 

結論) IoTっぽいものやってみようかなーという人が最初に買うべきものではない。

  • 初めてESP32の環境を作るにはトラブルはないが、古い環境を持っていると苦労する。
  • M5StickCでWi-Fi使ってWeb API叩くとか、Googleスプレッドにセンサーの値書き込むなどから始めた方がいいと思う。(証明書に拘らなければ、MQTTでAWS IoT Coreのシャドウ更新とか、S3にデータ置くのもできる。)

 

以下、自分用メモ。

 Getting-Started。

はまりポイント

  • 昔入れたM5の設定周りが色々悪さをしていた。
  • GCC、CMAKE、Python、ESP-IDFなど環境周りはほぼ全部入れ直したのだが動かず。
  • 結果的にMacのユーザーを新規作成しないと動かなかった。

このサンプルやらなくても、後のチュートリアルをやる上で問題ないことがわかったので無理なら飛ばしてOKと思いました。

 

Blinky-hello-world

はまりポイント

  • 指定のバージョン以外のソフトウェアが存在すると×。
  • PythonはMiniconda環境で使う。
  • Pythonのバージョンは3.7に。(元々の3.8が悪さしていた)
  • ESP-IDFのバージョンは4.2に。

 

ALEXA_FOR_IOT_INTRO

特に問題はなし。一応メモだけ。

  • ビルド時に関数set_xpd_sarが重複してると怒られるので、 components/app_wifi.cのset_xpd_sarをコメントアウト
  • 日本語設定はスマホアプリESP ALEXAで指定する

 

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繰り返しになりますが、最初のGetting-Startedが一番しんどかったです。

「あれ、M5Stackってこんなにハードル高かったっけ??」と首がもげそうな暗い首を傾げました。

最初にM5Stackで遊ぶなら、Ano研さんや下島さんの本が良いと思います。

www.amazon.co.jp

 

また、AWSで証明書使って、AWS IoT Edukitと同じようなことをするなら「Mongoose OSのほうが楽」らしいです。

mongoose-os.com